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天候デリバティブってなに?
私達は自分の都合で天候を変えることは出来ないから・・・
よく季節の変わり目にニュースで、「今年の夏は長そうだ」とか「今年の冬は暖冬だ」とかいうのを聞いたことがあると思います。夏に猛暑だったら、クーラーの売上やプールの来場者数が増えます。涼しければ減ります。ある家電メーカーが天気の長期予測で「今年は猛暑だ」と言われたから在庫が不足しないようにクーラーを冬のうちから大量に生産したところ、実際には冷夏で売上は伸びなかったなんてことは十分考えられることです。かといって天候をコントロールすることなど、神様じゃない私達には出来ません。
利益保険じゃ限界がある
ここで我らが保険商品の登場となるのですが、残念なことに保険商品でカバーしようとする限り、損害の発生原因(異常気象)と収益減少との明確な因果関係が証明されなければ支払の対象になりません。また、損害額の特定もしなければなりません。これらは非常に困難を極めます。よってこれまで有効なリスク回避の手段を講じることが出来ずに来ていました。
登場!! 天候デリバティブ
天候による収益減少をカバーする商品は米国で誕生しました。つい最近のことです。米国における電力自由化の流れの中で、1997年に大手エネルギー企業エンロン(そう!皆さんご存知のあのエンロンです)が開発したのが始まりです。わが国に初めて登場したのは1999年6月。三井海上が岐阜の総合スポーツ用品量販店向けに少雪による収益減少リスクを引き受けたのが始まりです。
この商品が「天候デリバティブ」です。天候デリバティブは、金融派生商品と言われていますが、先物やスワップ取引などとは一寸違います。金融工学のリスク計量化技術によって誕生した、非常に効果的なリスク管理商品です。これにより、予測が難しい天候リスクをコントロールして収益を平準化させることができるようになりました。現在では中規模小規模企業向けに小口化した天候デリバティブも発売されていますので、近い将来には、ほとんどの企業にとって馴染みの深いものになってゆくでしょう。ただし、そうなって行くと企業の危機管理として銀行融資には加入を義務付けるなんてことも起こりかねませんね。
天候デリバティブの大きな特徴は、
特定の気象現象(気温、降水量など)を指標として契約を行うというものです。したがって、実態額の測定を待つことなく、事前に取り決めた指標の水準と照らし合わせて上か下かだけで規定の支払が受けられます。実損填補ではなく定額払いです。
by 昭良坊主
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<2003年>
2003/07/10【日本興亜損保】天候デリバティブ「嵐」
2003/05/08【東京海上】「台風デリバティブTM(プット型)」
2003/05/07【損保ジャパン】「日本晴れ(夏休みプラン)」「冷夏デリバティブ」「猛暑デリバティブ」
2003/04/07【三井住友海上】米国天候デリバティブ専門会社と提携
2003/02/12【損保ジャパン】「ゴールデンウィークデリバティブ」
2003/02/12【損保ジャパン】「メインストームデリバティブ」
2003/01/23【東京海上】「桜前線」「お花見日和」「早咲きリスク」
2003/01/17【三井住友海上】「春雨用心」
<2002年>
2002/11/27【三井住友海上】風向きを対象とした「流氷デリバティブ」開発
2002/11/21【三井住友海上】西部ガスと天候デリバティブ契約締結
2002/11/07【日本興亜損保】「初春天候デリバティブ」
2002/10/08【三井住友海上】「雪用心」「暖冬注意報」「雨用心」
2002/08/14【損保ジャパン】「秋の長雨デリバティブ」
2002/08/02【ニッセイ同和損保】「用意秋冬(秋の陣)」「用意秋冬(冬の陣)」
2002/07/11【三井住友海上】「秋雨用心」
2002/05/30【東京海上】「雨天結構(TM)」「カラ梅雨御免(TM)」「かんかんデリ(TM)」「冷夏御免(TM)」「行楽日和(TM)」
2002/05/27【安田火災】「梅雨明けデリバティブ」
2002/05/13【安田火災】「冷夏デリバティブ」「猛暑デリバティブ」
2002/05/13【ニッセイ同和損保】「冷夏来〜る」
2002/04/24【東京海上】「台風デリバティブTM」
2002/04/22【東京海上】天候デリバティブ商品設計支援システム開発
2002/04/11【三井住友海上】「冷夏注意報」「雨用心」
2002/04/05【三井住友海上】「日照時間デリバティブ」
2002/03/20【富士火災】「天候デリバティブ」
2002/03/15【ニッセイ同和損保】「晴れたらいいな」
2002/03/15【安田火災】「ゴールデンウィークデリバティブ」
2002/02/01【東京海上】「桜前線」「お花見日和」
<2001年>
2001/11/20【三井住友海上】「湿度指数キャップ取引」
2001/08/07【三井海上】天候リスクを保有する企業同士のリスク交換を仲介
2001/08/20【安田火災】「秋の長雨デリバティブ」
2001/07/10■東京電力と東京ガスが相互で天候デリバティブ実施
2001/10/30【日本興亜損保】「ゆく年くる年 天気よし!」
2001/06/01【日本興亜損保】「天候デリバティブ」
2001/04/03【東京海上】「イージーオーダー型天候デリバティブ」
2001/04/01【東京海上】「クレジットデリバティブ」
2001/04/01【三井海上】天候デリバティブ強化で米国アクイラ社と提携
<2000年>
2000/12/04【安田火災】天候保険「冬支度」
2000/11/06■イーレックス:天候デリバティブ販売の市場を開設
2000/10/10■三菱商事:天候リスクの電子市場開設
2000/06/08【三井海上】複数の気象要素を組み込んだ天候デリバティブ開発
2000/05/18【安田火災】「地震リスク対応デリバティブ商品」
2000/03/01【安田火災】「天候デリバティブ」
2000/02/15【安田火災】「特定地震危険担保利益保険」
<1999年>
1999/06/25【三井海上】日本初の天候デリバティブ開発
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