|
最近の火災保険は非常に複雑になってきました。従来だと、一般の家庭が加入する火災保険は補償範囲の狭い「住宅火災保険」と補償範囲を広げた「住宅総合保険」、それに鉄骨作りの団地居住者向けに「水災」不担保で賠責を普通保険約款に入れた「団地保険」の3つくらいしかありませんでした。
ところが、最近の傾向として「火災保険」という商品の枠組みが非常にあいまいになってきました。というのも、これまで「火災保険(建物)」「火災保険(収容家財)」「傷害保険」「各種費用保険」「賠償責任保険」という商品名だけで商品の大体の内容がわかる枠組みだったものを破壊して、「家庭にまつわる自動車保険以外の商品」というひとくくりで包括的に日常生活の補償を作り直していこうという方向に各社がしのぎを削っているからです。
「火災保険(家財)」をベースに包括的に家庭のリスクを取りまとめる会社と「傷害保険」をベースにする会社とがあるようです。いずれにしても、補償を1本化したほうが重複を防ぎやすいし、付保漏れも把握しやすいという利点があります。一方で、従来どこの保険会社も均一の商品構成だったものが、各社独自の特約を出してきたり、同じ特約でも補償内容に差別化を図ってきたりと動きが早く、保険業界人ですら各社の商品の違い(中には自社の従来商品と新商品との違いさえ)が理解できなくなってきました。商品の移り変わりの過渡期にありますからやむを得ないことかもしれませんが、他社の商品も含め、ある程度は比較分析できるようになっていきたいものだと、自戒含め感じています。
 |
火災+費用+傷害+賠責
●【三井住友海上】「ホームピカイチ」
●【明治損保】「住宅総合保険」
●【富士火災】「未来住まいる」家庭用火災総合保険
●【富士火災】月掛生活総合保険
●【ニッセイ同和損保】「ホームぴたっと」(建物:再築価額・家財:再取得価額)
●【日動火災】「暮らし応援団」 (新価)
●【日本興亜損保】「フルハウス」
●【日新火災】「生活大臣」 生活安全総合保険(再築・実損払)
●【東京海上】「住宅総合保険」
●【損保ジャパン】「家庭保険」
●【セコム損保】「セコム安心マイホーム保険」家庭総合保険
●【スミセイ損保】「住宅総合保険」
●【共栄火災】建物更新総合保険「まもるくん」(新価)
●【エース損保】「すまいの革新保険」
●【AIU保険】「スイートホームプロテクション(ホームライフ総合保険)」(新価)
●【朝日火災】「住宅総合保険」
●【あいおい損保】「家庭総合保険」(新価実損払) |
家財+傷害+賠責+費用保険
●【日本興亜】「MUSTU」(新価)
●【日新火災】「家財安全」(実損払)
●【東京海上】「ホームガード保険」
●【セゾン自動車火災】「暮らしの保険「あんしんチョイス」
|